実は「算数が苦手」な子供は、
小学1年生から増えるそうです。
実際に、保育園から小学校に上がって、
同級生のパパ友ママ友に話を聞いていると、
最も差がついているのは「算数」です。
では、そんな小学1年生の算数で
最も大事なものはなんでしょうか。
それは、
10までの数の「計算力」です。
では、どうすれば、
この計算力が身につくでしょうか。
例えば、
我が家の長女はスマイルゼミで、
10までの数の足し算であれば、
20問を18秒で解いています。
1問1秒以内ということになりますが、
こういうパッとできる計算力は、
今後生きてくると思います。
(もちろん、引き算や九九がこれから出てくるのですが)
そして、今は
学校の算数の授業は
もう知ってることばかりだから、
つまらない
とよく言っています。
学校の予習という意味で、
スマイルゼミをやらせているので、
「授業は知っていることばかり」と
思ってもらえているということは、
親としては大成功です。
さて、繰り返しますが、
算数が苦手になってしまう最初のタイミングは
まずは小1と言われています。
みんなに遅れないように、
必死に学校の勉強についていこうと、
宿題をさせる…。
それもいいのですが、
もっと大事なことは、
「苦手意識を持たせないこと」です。
では、そのためにどうすればいいのか。
これはその子がどの段階にいるのかを
しっかり見ることが大切です。
①そもそも数字がキライ(苦手)な子
どちらの数が大きいか、小さいか、すぐに分からないなど、そういう子どもです。
②足し算が苦手な子
一けたの足し算が数秒でできない場合です。
①の、数字がキライな子に対して、
数字に慣れさせることです。
この段階で、足し算なんてやっても、
算数がキライになるだけです。
②の子は、
とにかく練習です。
低学年なら、
一度やり始めれば、
いくらでも間に合います。
やるか、やらないかの違いです。
数字に慣れさせる(できれば小学校入学前に)
まずは、そもそも数字がキライ(苦手)な子供は、
いきなり足し算をやっても、
意味が分かりません。
例えば、小学校の教科書を見てみると、
結構早めに、足し算まで行ってしまいます。
その前の段階の子は、
もっと「数字に親しめるようにする」ことが大切です。
本音を言えば、
この段階は、小学校に入る前に終わらせたいです。
ただ、小1・小2なら、
全然間に合います。
小1まで数字も書けなかった私が言うのだから、
間違いありません。
私が小学校に入ったときの記憶は、
「みんないろいろできてすごいなあ。
算数、全然わからないや」でした。
それがいつの間にか、
東大に入っているんですから、
小学校に入ったときの学力は、
その後に関係ありません。
逆に言えば、
子どもの可能性は無限大だと信じて、
やらせることが大事ですね。
YouTubeでもいい
今は、動画も充実しているので、
いろんな算数を教えてくれる動画があると思いますが、
個人的には、
ナンバーブロックスがおすすめです。
本当はこういうのを、
NHKに作ってほしいくらいです。
ナンバーブロックスは、
見ているだけで、数字が大好きになります。
英語ですが、意味も分からなくても、
YouTubeで流すだけで大丈夫です。
なぜなら、1、2、3と増えるほど、
ブロックも大きくなるので、
どの数字が大きいのか、一目瞭然です。
3歳次女は、ナンバーブロックスを見ているだけで、
今は英語で足し算ができるようになりました。
シックス プラス フォー イーコー テン!
などと言っています。
(親は数字とか足し算とか何も教えていないのに)
卓上カレンダーもいい
うちでは、
「卓上カレンダー」を見せて遊んでいました。
カレンダーは数も並んでいるし、
めくるのも楽しいので、
長女は2歳から年少くらいまで、
よく眺めていました。
それで数字が好きになった
(少なくともキライではなくなった)というのは、
すんなり算数ができるようになった原因の一つだと思っています。
どうやって数字に親しめるようにするか、
が大事ですね。
街で数字を見つけよう
また、一緒に出掛けたときに、
町の中にある数字を探してもいいと思います。
うちでよくやっているのは、
車のスピード標識です。
標識の30、40などの数字を探す。
高速道路に乗れば、80、100などの数字もありますね。
どちらの数字が大きいのかを教えることができます。
お店の金額は、698円など、数字が多いので、
あまりオススメできないです。
まずは情報量がすくないところから、
数字に慣れさせることをしていきましょう。
足し算が苦手な子どもには(小学1年生~)
数に慣れたら、
つぎは、足し算です。
はじめは当然、「1+1は」から始めますが、
重点的にやるのは、
「足して10になる」のを何度も繰り返すことです。
つまり、
9+1、8+2、7+3などです。
「わからない」と言う子どもも
いるかもしれませんが、
分からない、ではありません。
これは覚えるしかないのです。
体に染みつくまでやるしかないのです。
「●と〇を足すと、10になる。」
逆に、
「10を分解すると、〇と●になる」
というのは、数の基本なので、
何度も何度も反復して、
身に着けるしかありません。
「計算力が大事である」というのは、
以下のサイトでも、
河合塾の数学科講師などをしている、
迫田昂輝さんが書かれています。
実は算数にも、スポーツにおける体力に相当するものがあります。
https://www.manavi.zoshindo.co.jp/sakoda-sensei-01/ より
それは、計算力です!
私もこれについては完全に同意します。
そして、この記事では、その先のことも書かれています。
よく、算数が苦手な子の保護者と話をしていると
「うちの娘は図形のセンスがない」
「うちの息子は文章題が苦手で」などという相談があるのですが、
これらの現象は氷山の一角であり、
根本的な原因はほぼ間違いなく計算力不足にあると感じています。
多くの子どもを見てきた、
算数・数学の先生の話ですから、
なるほど、と納得しますね。
ツールはなんでもいい
計算力をどう伸ばしてあげられるか。
正直な話、ツールはなんでもいいのです。
唯一の条件は、
子どもにあっているかどうか。
子どもの性格によって、
「ドリルが合う子」「スマホが合う子」などいろいろいます。
「誰にとってもこれが一番いい!」というのはありませんので、
とにかく子供に合うものを探しましょう。
スマイルゼミは算数もいい
うちの長女にはスマイルゼミが合いました。
これは「たまたま」合っただけなので、
次女もスマイルゼミやりたい!と言っているけど、
次女の性格には合わないと思っています。
スマイルゼミが誰にでも合う!と
言うつもりはありませんが、
資料請求してみて、
自分の子にはタブレット学習が合うなと思ったら、
試してみる価値はあると思います。
どうしても、子どもそれぞれの性格がありますので、
試行錯誤しながら、
その子に合うツールを見つけていきましょう。
算数用のドリルでもいいけれど…
他にも、「ドリル」学習も一つの手段だといいと思います。
が、ドリルの欠点は、
「一度やってしまうと、二度とやらないこと」です。
(答えを自分で書いてしまうから)
大事なことは反復です。
同じ問題でも何回もやることが大事です。
そのために、
面倒ではありますが、
ドリルを使うときは、
コピーをとったり、
消しゴムで消すなどして、
何回もやり続けることが大事ですね。
算数も習慣が大事
タブレットでも、ドリルでも、
大事なことは、そういう勉強を習慣づけることです。
とは言っても、
子どもの学習の習慣づけは本当に大変でした。
我が家での実践は、「朝学習」です。
長女も、スマイルゼミは、
朝起きてすぐに、
朝食を食べる前に済ませてしまいます。
夜は疲れ切ってできないからです。
毎朝、20分だけスマイルゼミをやって、
(そのうち計算問題は1分くらいですが)
それを続けて、今では計算は得意になっています。
短くていいので、継続することが大事、
ということを見せてくれています。
ちなみに、3歳の次女は、
まだ朝の勉強という年齢でもないので、
毎日のお風呂上りに、
ナンバーブロックスのYouTubeを見ることが習慣づいています。
そろそろ朝学習をさせようかとも思っていますが、
隣でYouTubeを見ていたら、
長女が集中できないので、悩みどころです。
算数が苦手にならないために
算数が苦手になってしまう、
最初のタイミングである小学1年生。
大事なことは、
「苦手意識を持たせないこと」です。
そもそも数字がキライ(苦手)な子なのか、
足し算が苦手な子なのか。
- まずは、数字に親しむ。
- そして、10までの足し算をひたすら練習する。
それが算数を得意になる第一歩になります。
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皆さんは自分の子供を育てるときに、
何を参考にしますか?
自分の親の意見ですか?
それとも、誰かが書いた本やブログですか?
はたまたTwitter、インスタなどのSNSですか?
その中で、
いわゆる「子育て本」を読むこともあると思います。
驚いたことに、
知育本のなかには、
東大と子育て、育児を結び付ける本が非常に多いです。
その中でも、
読んでみてためになった本を紹介しています。
記事に書いた中でも、
この本はとても参考になりました。
子どもに接するときの
いろんな「アイデア」が書かれています。
もちろん書かれている全てをやるのは
無理ですが、
「これはうちの子にあっているかも」と
思えるものだけでも、
やってみてはいかがでしょうか?
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