【オススメの本】「なぜ東大生の2人に1人はピアノを習っていたのか」

なぜ東大生の2人に1人はピアノを習っていたのか オススメの本
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皆さんは自分の子供を育てるときに、
何を参考にしますか?

自分の親の意見ですか?
それとも、誰かが書いた本やブログですか?
はたまたTwitter、インスタなどのSNSですか?

その中で、
いわゆる「子育て本」を読むこともあると思います。

驚いたことに、
知育本のなかには、
東大と子育て、育児を結び付ける本が非常に多いです。

その中で、
個人的に役に立った本の書評を書いていきます。

以前、東大と子育てに関する本のなかで、
オススメできる本の記事を書きました。

この記事は概略しか書いていなかったのですが、
もう少し細かく書いてほしいという声をいただきましたので、
今後は、書評とまではいきませんが、
感想を含めて細かく書いていきます。

なお、ブログに書く本は、
読んでも損はないと私が思う本だけですので、
子育てのご参考になればと思います。

今回は、

「なぜ東大生の2人に1人はピアノを習っていたのか」(秀和システム)

です。

オススメ度は、★★★

(5段階評価で、★3つ以上は読む価値ありです。)

オススメする方は、

・子供にピアノを習わせようか迷っている方。
・ピアノを習うと頭がよくなるか悩んでいる方。

です。

それでは、詳しく紹介します。

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東大生の2人に1人はピアノを習っていた?

本書によると、

東大生の2分の1はピアノを習っていたらしいです。

たしかに、私の大学の同級生にも、
ピアノがめちゃくちゃ上手だった友人は多くいました。

自分が新郎の披露宴で、
自分でピアノ弾いちゃうやつもいたくらいですから。
(そして、めちゃくちゃうまかった)

イメージですが、理系でかつ数学が得意な友人は
やはり音楽も大好きでしたね。

話は変わりますが、
私たち夫婦で見ると
妻はピアノを習っていましたが、
私は習っていません。

サンプルは2人ですが、
確かに、2人に1人ですね。

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本書について

オススメ度

オススメ度は、★5つでみると、

★★★です。

万人にオススメするというよりは、
特に、

子供にピアノを習わせようかな、
どうしようかなと迷っている親御さんにオススメします。

すでにピアノを習わせているご家庭でも、
一度立ち止まって、
「なぜピアノを習わせるのか」
「ピアノは脳をどのように刺激するのか」
を考えるにはいい本です。

本書の構成

本書の章立ては以下の通りです。

  • 第1章 東大合格者の意外な共通点
  • 第2章 ピアノを弾くとなぜ頭がよくなるのか
  • 第3章 国産ピアノの誕生と音楽教育
  • 第4章 幸せを育む音楽の力
  • 第5章 音楽が明日の「人間力」を創る

章立てを見ても分かるように、
ピアノと東大を結び付けているのは、
第1章が主になります。


あとは第4章に、
進学校の音楽やピアノに関する取り組みが紹介されています。

それ以外は、
習い事としてのピアノの話や、
そもそもピアノはどうやって作られているか、など、
東大というより、
ピアノ、または音楽について書かれています。

著者について

著者の中村三郎さんは、
フリージャーナリスト、放送作家です。

「歴史、社会、言語の分野を中心に執筆活動、
TV番組の企画・制作に携わる。」と紹介されています。

著者本人は、
東大に直接関係あるというわけではないですが、
著書も多数で、本書も客観的に書かれている印象です。

この本を書いたきっかけも、
東大卒の方とTV局で
「東大生は楽器を習ったことある人が多い。その中でもピアノが多い」
という話をしたことだそうです。

前述したように、
東大生のなかで、
楽器を習ったことがある人が多いというのは、
私も実感するところです。

ピアノを習うと東大に行ける?

第1章では、
東京大学新聞社が行った調査を紹介し、
そのまとめとして、以下のように記しています。

小学校時代にピアノを習っていた東大生の多くは、
ピアノレッスンの経験が
東大合格に役立ったと考えているようである。

「なぜ東大生の2人に1人はピアノを習っていたのか」より

ちなみに、
妻にピアノの経験が東大合格に役に立ったか、
聞いてみたら、
「結びつかない」と一蹴されてしまいました…。

ただ、本書でも東大生の声として、
紹介されている、

・左右の手の指それぞれが違う動きをするのが、脳トレーニングになっていた気がする。
・左右の手を別々に動かして、調和したひとつの曲を演奏するのは、脳が鍛えられている感覚があった。

「なぜ東大生の2人に1人はピアノを習っていたのか」より

というのは同意していました。

脳への刺激という意味ではいいんでしょうね。

本書でも、
第2章「ピアノを弾くとなぜ頭がよくなるのか」で、
「ピアノを弾くという行為自体が
デュアルタスクであること」や、
「両手の10本の指をすべて使うこと」で
脳が刺激されるということが紹介されています。

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読んでみての感想

我が子が、
親と同じように東大を目指すかどうかは別としても、
ピアノを習うことが、子どもの発達にとって、
どういういい効果をもたらすのか

知ることができましたので、
面白い本でした。

これまではなんとなく、
「ピアノを弾くと脳にいいのでは?」
と思っていましたので、
それが裏付けられたかたちです。

本書でも書かれている、
「脳を刺激する」ということに加えて、
長女がピアノを習っている実感としては、
コツコツやることがそのまま結果になる、
という意味でピアノを習わせてよかったと思います。

結局、ピアノはやった分しか伸びませんし、
やればその分できるようになるので、
長女もコツコツやることで自分の成長を実感できているようです。

勉強以外の何かに秀でること

楽器やピアノを習っている東大生は確かに多いのですが、
東大生の中には、
「勉強以外の何かに秀でている人」が多いです。


それは、勉強に限らず、
スポーツに優れている人もいます。

何かを一つ極めることで、
高みから見た勉強方法が分かるのかもしれません。

また、自分の努力次第で、
うまくいくという「成功体験」が、
当然、勉強に活かせるということもあります。

スポーツでも、習字でも、数学オリンピックでも、
なんでもいいので、
何か一つを極めることが大事です。

中途半端にいろんなものに手を出すより、
何か一つを極めるくらいの気持ちのほうが、
子供の頃にはいいのかもしれません。

もちろん、何がわが子に合っているなんて、
はじめから分かりもしないのが大変なことなのですが。

ピアノは多くの習い事のなかでも、
成功体験を得られることが多い
ので、
オススメの習い事です。

本書で知った「雑学」

日本で最初にピアノが製作されたのが1900年。

山葉寅楠さん河合小市さんの協力を得て、
アップライトを完成させたのが国産第1号だそうです。

そして、お二人からヤマハとカワイが生まれたという、
嘘のようなホントの話。

今や世界的なピアノメーカーの、
ヤマハとカワイを、
ヤマハさんとカワイさんがはじめたとは知りませんでした。

正確には、
カワイは河合さんがはじめたんだろうなと思っていましたが、
山葉さんもいたとは思わなかったです。

まとめ

「なぜ東大生の2人に1人はピアノを習っていたのか」を紹介しました。

特にオススメする方は、

・子供にピアノを習わせようか迷っている方
・ピアノを習うと頭がよくなるか悩んでいる方

です。

ピアノを習わせるにしても、
なぜピアノが脳を刺激するのか分かると、
家で子どもに教えるときも楽しくなりますね。

ーーー

我が家では、長女に、
ピアノのほかに、
スマイルゼミをやらせています。

順番としては、ピアノをやらせてから、
スマイルゼミをはじめました。

ピアノの練習を毎日やるクセがついたおかげで、
スマイルゼミもコツコツできているのかなとも感じます。

たまたまかもしれませんが、
ピアノを習わせたことで、
勉強にもいい効果が出ている一例として紹介します。

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