「保活」なんて言葉ができて久しく経ちました。
2015年生まれの第一子を、保育園を入れるために、
フルタイムの共働き、という以外にポイントを重ねることができない我が家は、
保活の「傾向と対策」を徹底しました。
結果、長女は第一希望の認可保育園に入園できて、
次女は兄姉ポイントがあったので、すんなり同じ園に。
結果的には、1年間あまりの事前の準備で、
その後の通算9年間の生活を安定させることができました。
(9年=長女だけ通う4年+長女次女が通う1年+次女だけの4年)
我が家が保活で心がけたことは3つ。
- 夫婦で協力する
- 公開情報を読み込む
- ダメ元で、やれることはなんでもやる
です。
そんなに特別なことではありませんが、
これを徹底しました。
なお、これ以降は、
・認可外の保育園は対象外
・23区のなかでも、該当する区も限られる
・最新情報はお住まいの自治体の情報を参考に
という前提で記述します。
夫婦で協力する
私(オースケ)もはじめは保育園なんて入れるでしょ、くらいの認識でした。
見学に行った桜子さんに「ここの保育園はこんな感じだったよ〜」と言われても、
「へ〜、桜子さんのいいと思うところでいいよ」と気のない返事だったそうです。
ただ、その後、
「認可保育園に入るのはポイント制なんだよ」という何気ない一言。
楽天経済圏のオースケのスイッチが入り、
「ポイント制」という言葉に俄然やる気になったのでした。
リスト化
まずは、私にできることを、ということで、
通える範囲の保育園をエクセルにリスト化しました。
まとめたのは、
- 募集人員
- 過去3年間のポイントのボーダーライン
- 過去3年間の倍率
- 開所時間(延長保育があるかどうか)
- 床面積
- 園庭の有無と広さ
資料はいろいろ公開されているけど、
他の資料見ている間に
「あれ?こっちの保育園はどうだったっけ?」と
また別の資料を見返すことが多かったんですよね。
なので、保育園を一覧化して、
申し込みまでの期間に希望園をしぼっていきました。
保育園は調べるほど特色があって、
「自由のびのび系」とか、「お勉強に力入れる系」とか、
備考にそんな特色を入れようとしていました。
しかし、自由に保育園を選べるならばいいですが、
我が家は平凡な点数しか取れないことがわかっていたので、
結局はとにかく入れるところ!ということになりますので、
いらない情報は割愛。
でも、「園庭は外せない」という一点は夫婦で一致し、
園庭情報だけはリストに入れました。
「園庭がなくても、毎日公園に連れていきます」
というのは、ちょっと不安だったんですよね。
公開情報を読み込もう
「〇〇がいいらしい」とか、「●●すると通りやすい」など、
いろんな情報が飛び交いますが、
まず読むべきは、自治体のホームページなど「公開情報」です。
私は桜子さん以上に公開資料を読み込み、
役所の相談会で区の担当者に対して、
「〇〇ページにこう書いてありますが、
●●ページのここと矛盾しませんか?」と言えるくらい読み込んでました。
ポイントの加算はできるのか、という難題
我が家の区は、その前年は7,000人くらい申請して、
4,000人くらいしか認可保育園に入れなかったということでした。
フルタイム共働きというのは、最低ライン。
その他の加点ポイントを探しても、
保護者が保育士さんとか、
既に兄弟姉妹が保育園に行っていると加算されるとか、
ポイント加算されるところはありません。
そして、
ポイントが並んだ場合には、考慮される優先項目というのがありました。
- 兄弟がいる →第一子…
- ひとり親世帯 →ではない…
- 単身赴任世帯 →ではない…
- 既に希望保育園に兄弟姉妹がいる世帯 →1人目だし…
- 近くに祖父母がいない世帯 →当てはまる。けど、そんな人はたくさんいる。
- 経済的困窮度の高い世帯 →住民税の納付額で判断だそうで
- 住民として居住している期間が長いこと →結婚して引っ越してきたからなぁ…
ということで優先項目もほとんど当てはまりません 。
なお、この中で、住民税の納付額で判断される項目がありますが、
我が家の特殊事情で少し他の家庭よりは有利になった(と思います)が、
マニアックな話になるので、別記事にします。
希望する園を選ぶ
さて、希望できる認可保育園は4つまででした。
希望する園をどこにするかも超重要です。
高い得点を持っている人と競っても意味ないからです。
我が家は「2人フルタイム・加点なし」なので、
ここ2年、ボーダーラインがその点数を超えている保育園は希望から削除。
行きたいなと思うような園もありましたが、
希望枠は限られているので、
無駄な枠を使うわけにはいきません。
また、募集人員が一桁台の少ないところは避けました。
唯一のこだわりである園庭があるところで、
倍率が低い順に第一希望、第二希望、第三希望とすることに。
希望順は関係ないと要項には書いてあったけれど、
やっぱり並んだ場合には第一希望にしているところが考慮されるのではと邪推しました。
第四希望には新設園を一つ。
これは吉と出るか凶と出るか、ひとつの賭けみたいなものだけれど、
募集人員が多く、雰囲気がわからないと避ける人が多いかな?という期待しつつ…。
と、長い話し合いの末、希望園4つを決めたのでした。
今となっては、
倍率が低いところを第一希望にしてよかったと思います。
なお、新設園はものすごい倍率になっていたので
希望しても意味ありませんでした。
避けるどころか超人気でした。
1つ枠を無駄にしてしまいました。
ダメ元で、やれることは全てやる
ダメ元でもやれることはやって、悔いの残らない保活にしようと夫婦で決意。
どうやって他の申請と差別化できるか。
まずは、「申込書を丁寧に書くこと」を心がけました。
桜子さんは会社で人事の仕事もしたことがあったのですが、
同じ内容でもささっと書いているものと、
丁寧に書いているものでは全く印象が違うものです。
もちろん会社の選考とは違うけど、
丁寧に書いておくに越したことはありません。
あとは、申込書には自由記述ができる欄がなかったので、
嘆願書を別添することにしました。
「嘆願書」と言っても、
単に「どうか保育園に入れてください」というだけの内容では意味がなさそうだし、
返って印象が悪そうです。
保育園に入れたい具体的な理由をプラスでしっかり伝えれば、
もしかしたら考慮されるかも、ということで、
「理由書」として別紙をつけてみることにしました。
内容はA4に1枚で簡潔にまとめることにして、
具体的な理由は2つとプラスα
・会社から復帰を強く求められていること
・経済的に厳しいこと
・引き続き住み続ける意思があること(これはおまけだけど、優先項目にあったので)
ワードで作成、区長宛にして、
最後に署名押印しました。
受け取ってもらえなくてもしょうがないという気持ちで…。
一応、受付では受け取ってもらいました。
行政マンも人です。
最後の最後、どこに誰のどんな裁量があるか分からない以上、
「とにかくやれることはやる、後悔はしたくない」という精神で、
保活を終えました。
無事、第一希望の保育園に入園!
結果としては、第一志望の保育園に入園することができました。
第二子になれば、兄姉ポイントで加点されて、
同じ保育園に余裕で入園。
(次女の時は申込書を出しただけです)
今は当時ほど倍率としては激戦ではないみたいですが、
それでも第一子でやりきることが、
その後のことを考えると大事ですね。
コメント